兵器を作ったり売ったりする人たちを昔から「死の商人」と呼ぶ。
死の商人たちの稼ぎは荒い。なによりも儲かる商売なのだ。
最近、「兵器の見本市」が開催され、18カ国から1200社もの
参加があった。
最も注目されたのが「AI兵器」だった。AIとは、ご存じのように
人工知能と言う意味だから、人間が操作しなくても、兵器が人間
の手を借りなくとも敵を攻撃できるという、とんでもないものだ。
AI兵器としての飛行機と戦車が多い。 パイロットを一人養成
するためには5年の歳月と費用が掛かり、パーロットは最も高価な
兵器と言われるらしい。 パーロットを使う飛行機より、AI飛行機の
方が安上がりであり、パイロットの命も守れるという発想なのだ。
これは戦車の場合にもあてはまる。 ロシアのAI戦車は、すでに
シリア前線に配備が決まっているらしい。 今のところは、人間の
判断によって稼働させると言ってはいるが・・AIは自己の判断で
敵を感知し攻撃を加えることが出来るため、戦場においては
自動操縦になるかもしれない。
このようなAI兵器が多くの国で作られようとしている。もちろん
アメリカだって最新鋭のAI兵器を開発中らしい。グーグルさえ、
どうもやっているらしいのだ。
こうした流れを警戒してオーストリア政府から国連で「AI兵器
規制条約を」との提案があるがすでに開発中の国々は反対して
いるようなのだ。 まるで映画の世界のように、機械同士が戦い
人間を巻き添えにしていくようになっていく時代は、そこまで来て
いる。