中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

胎内で教育された台風の脅威

 台風20号が四国の室戸岬辺りに上陸しそうな感じだ。
室戸岬という名前を忘れることは決してない。室戸台風が大阪を襲ったのは
1934年9月21日だった。 私が生まれる3週間前で、母親が大きなお腹を
抱えながら逃げ惑ったという話を何度も聞いた。
 わたしは胎内で、台風の脅威を感じていたのだろうか。  だから・・わたしは
台風のことをよく書くのかもしれない。
 室戸台風は193年9月21日の午前8時頃、大阪と神戸の間に再上陸した。
 満潮時は過ぎていたがまだ潮位が高かったことと瞬間風速60キロという
強風で高潮が発生して、この日大阪湾一帯ではでは1900人以上がおぼれ
死んだと言われている。
 84年前のこととて、多くの小学校は木造校舎だった。ほとんどの木造校舎は
吹き飛ばされたようだ。ちょうど登校時だったということもあって、小学生が
350名ほど亡くなったようだ。 このことが、その後に生かされて台風などの
非常時の登校について基準が作られたらしい。
 当時の大阪は未だ高潮対策も出来ていなかったが、この台風後に対策が
進んだようだ。 災害を受けて初めて対策の仕方を知る・・いまも同じことを
やっている。