中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

暑い夏の晴れた日の思い出

 毎日暑い日が続いている。
外を見ると、今日の大阪湾はいつもより空気が乾燥している
ようだが、大阪などの市街地にはスモッグが濃くかかっている。
 夏の、こんな暑い晴れた日にはいつも思い出すことがある。
昭和20年8月15日という日なのだ。 その日の午前中、私は
畠での作業を終えて帰宅した時に、あの玉音放送が始まったの
だった。 家族のみんなが正座して玉音放送をきいていた。
 ああ・・戦争が終わったのだな・・これで父も帰ってきてくれると
とても嬉しかった。 小学校4年生の私には、寂しかった日々が
これで終わってくれるのだと思いこんでいた。
 しっさいには、、シベリアに抑留された父が帰国したのはそれから
4年後で、しかも舞鶴港に着いた日に舞鶴の国立病院で胃がん
摘出手術をうけ、半年後に亡くなってしまったのだったが・・。
 あの年も暑い夏だったという記憶がある。(実際はどうだった
のかは知らないけど) あの日の鮮烈な記憶は一生わたしの頭
から消えることはないだろう。