中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

外国で、日本はどう思われているのだろうか?

旅行記の中で書いたと思うのだけど、40年以上前にパリの
レストランでテーブルを同じにしたフランスの記者との会話。
いろいろと日本を批判する彼に(特に男尊女卑問題で)
日本では女性が財布のひもを握っているという話をすると、
奥様が「嘘でしょう?本当なら凄いこと、男尊女卑ではないわ」
と言ったという話・・。
 その時に、日本は地図のどこにある国ですか?と問いかけると
フィリピンの下辺りだと言ったので、「何も知らないのですね」と言って
やった。
 あれから40年以上も経つというのに、いまだに日本がどこにあるのか
きちんと答えられる外国人(日本に来ていない)は、答えられない。
日本は何が有名ですか?には、マンガ、アニメ程度しか出てこない。
工業国などとは思ってもいない人が多いのだ。
政府は「ばらまき外交」をやってはいるが、ばらまいた金の多くは相手政府の
高官たちの懐に入ってしまうというケースも有り得る。
 日本人が思っているほど、日本は世界では知られていない国なのだ。
世界中で中国を知らない人は少ない。日本の戦中と戦後の教育によって
日本人の中国観が変わってしまった。戦前は、まだまだまっとうな教育だった。
 日本中心に考えたい気持ちは分かるけど・・「井戸の中の蛙」にならない
ようにしよう。日本の常識は世界の常識ではないし、日本の常識だって、
怪しくなってきているのだから。