中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

人種差別を深く考える(2)

 多民族国家アメリカ、フランンス、イギリスは民主国家としての先進国である。
その点、日本ではまだまだ民主化は成熟していない。
 民主主義が成熟している米英仏であっても人種差別はある。
これらの国々の映画やドラマを見ていて感じるのは、1960年代までは濃厚に
差別感があり、その後時代を追うごとに少しずつ改められてきている感じがする。
 いまだにアメリカで、日本人に対してジャップという蔑称を使う人もいる。
前にも書いたが、差別とは優越感意識から出るものだから人間の弱さが、そういう形で
出るのだろう。
 世界旅行をする若者たちが増えてきた。アジア各国をめぐる人たちも多い。
そのような海外旅行を無駄な遊びだけではなく「学びの場」として使ってほしいもんだ。
 そして、特にアジアの人たちと対等に話し合う機会を持ってほしい。だが、少し
気を付けてほしいことがある。アジア人だけでなく欧米人の若者たちと歴史について
話し合うと「日本の若い人たちは歴史を知らないのか」と、必ずと言ってよいほど
問われる。だから、しっかりとした歴史認識を養ってから海外に出かけてほしい。
そして、彼らに言い負けるのではなく、堂々と歴史について語れるものを持っていて
ほしいのだ。
 外国では「日本は歴史教育をしていない」というのが常識的認識となっていることを
忘れないでほしい。確かに、日本の若者は歴史を知らない。日本史は知っていても
最近100年の世界史を知らない人が多い。何も知らないままでアジア人を見下す
馬鹿な奴もいる。人はみな平等なのだ。
 差別をしたものは、いつか必ずその報復を受ける運命となることも覚えておこう。
 以前に「沖縄独立運動」を書いたことがある。国内的にも沖縄を差別してがいないだろうか。
あれだけ過酷な戦禍の中で多くの犠牲者を出した沖縄に、もっともっと敬意を払ってよい
のではないか。そうしないと沖縄は独立を求め、やがて中国に帰属したいと言い出すかも
知れないのだ。尖閣諸島どころの話ではなくなる。そんな日が近いうちに来るかもしれない
ことを肝い銘じておこう。もっとお互いを認め合い、尊重しあう社会であってほしいと願う。