中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

終戦記念日に思うこと多い

今日は72回目の終戦記念日です。
政府主催の「全国戦没者追悼式」が日本武道館で開かれています。
天皇、皇后両陛下、安倍晋三首相や遺族ら約6,700人が参列し、戦没者
黙とうをささげました。
天皇陛下からは「深い反省」の言葉がありましたが、安倍首相は反省も、
被害を与えたアジア諸国に対する詫びの言葉などは一切ありませんでした。
 日本がアジア諸国にどれほど過酷な被害を及ぼしたのかを知る人が
少なくなってしまいました。知れば知るほど身の毛がよだつ思いになるほどの
被害をアジア諸国に与えてきたことを、今ではすっかり忘れているようです。
 また、アメリカが日本の非戦闘員にたいしてどれほどひどい攻撃をしたのかも
忘れてしまっています。
 アメリカがベトナムで行った戦闘行為も日本への焼夷弾攻撃以上にひどい
ものでした。
 焼夷弾(一個の爆弾から焼夷弾(油が入っている)が何十個と飛び出すもの。
 ナパーム弾(900度~1300度の高熱を発する)
 クラスター爆弾 (一個の爆弾から18万個の金属弾が飛び出す)
 パイナップル弾。
 枯葉剤 (森林を壊滅させる) などなど、非人道的な武器を使った攻撃を
行ったのでした。 当時撮影された写真展が現在東京で開催されているようです。
ひどいことをしてきた過去は写真に残されています。
 ナチス・ドイツが行ったユダヤ人への虐殺は世界でも最もひどいものですが、
アメリカは、それ以上に世界のあちこちで蛮行を行ってきています。
 そして・・日本も・・なのです。 そういう過去の事実を知った上で、考え方を深めて
ほしいのです。 戦争は人間を狂わしてしまうのだと、私は考えています。
戦場において、冷静な判断はできないでしょうし、上官の命令に反対することは
許されません。 戦場では、命令がすべてなんです。命令は誰がするのでしょう?
それをご存じでしょうか? あの戦争当時では、大本営であり、そこの作戦本部だった
のでしょう。遠く南太平洋の島々の現状を知らない大本営の命令で多くの命が失われた
のでした。
 今日はインパール作戦の無謀さの放送があるようです。父の3番目の弟がインパール
作戦で戦死しましたし、5番目の弟はフイリピン沖の海戦において戦死しました。
父は、戦後すぐにソ連軍によってシベリアへ連れて行かれて極寒の中の作業を4年間も
させられたのでした。
 戦争をカッコいいと思う若人がいるそうです。そんなバカな・・と思いますが、それも事実
です。 みんなでこの際に、もっともっと深く考えてみませんか。