中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

問題多い「太陽光発電」災害防止が要る

 太陽光発電設置がどんどん拡大している。
淡路島で驚いたことに、ミカン山だったところも太陽光発電の波が
押し寄せていた。 自然の色がなくなり美観の上からも好きではない。
 九州や東北で集中豪雨での被害が出ているが、もし太陽光発電装置
の場所で集中豪雨があれば、とんでもない大被害を周囲に与えかねない。
山に木があることで「洪水」を防いでいる。九州の杉の植林地での豪雨では、
山崩れによる流木で被害を拡大させたという場合もあるが、基本的には、
山に木があることで大洪水を防いでいるのだ。
 神戸市などは、過去に何度も大洪水で多くの命を失ってきたが、明治期後
六甲山に大々的な植林をして、はげ山だった六甲を現在の見事な森林に
仕上げた。 それと共に砂防ダムを数多く作って水害を防いでいる。
 ミカン山だった場所に太陽光発電のパネルが設置された場合、パネルの上に
降った豪雨の水はどこに行くのだろうか?
 太陽光パネルを設置するには対して費用は掛からないが、大量の水の処理まで
やると多大な費用が掛かるために、ほとんどの場合は水はけまで設置されて
いない。 ここに集中豪雨が来れば、周囲に及ぼす被害が拡大される。
 太陽光発電はこれまで規制が少なく、やりたい放題だった。規制強化が行われる
前の「駆け込み設置」が全国各地で起こっている。
 政府は、このような既存施設にも、災害防止のための措置を講じるべきだろう。
 太陽光や風力などの再生可能エネルギーを一定価格で買い取る「固定価格買い
取り制度」で、2050年度までの買い取り総額が累計で94兆円に達する。
買い取り費用は電力会社が電気料金に上乗せしており、国民負担になっている。
 業者だけに儲けを与えて消費者には負担を増やしているのが現状だ。