中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

酸素吸引は症状によって注意を

 在宅酸素という言葉があります。(参考になればと書いていますが)
肺機能に問題がある場合に、症状によって医師から在宅酸素を勧められます。
私も在宅酸素の患者ですが、私の場合は、血栓塞栓症(俗にいうエコノミー症候群)
という病気です。この病気を持っている人は全身麻酔はできないのです。
だから、全身麻酔をするような病気になったら、ハイそれまで~よ!ということですね。
 在宅酸素をやっておられる方には、COPD慢性閉塞性肺疾患)の患者さんが
多いようです。
COPDにもいろいろありますが、多くの場合は肺気腫と言われるもののようです。
タバコが原因だとも言われている病気です
 COPDの方は外出時にも携帯酸素が必要になります。症状が重くなると摂取酸素量
も多くなるようです。
 多くの酸素を必要とする患者が多くなったことで、在宅用酸素濃縮器が5リットルまで
というものが主流になってきています。私がこれまで使っていた濃縮器は2リットル
まででしたが、生産中止に伴って5リッターものに変更されました。
 そんな折に次のようなニュースもありました。
桂歌丸さんは2009年に肺気腫を患い、今年1月2日にも風邪をこじらせて軽い肺炎で
入院されました。最近は日常生活でも酸素ボンベが手放せなくなっていましたが、4月14日
に東京・国立演芸場の寄席で昼夜2回に亘って公演したのが負担となり、相当な息苦しさ
だったようです。
 「担当医にはボンベから流出する酸素は“毎分2〜3リットル”と言われていた」ようですが、
酸素が多い方が良いのでは・・・と、翌日以降の寄席に備えるため、担当医の指示以上の
酸素を体に取り込もうとして、流出量を毎分5リットルにしたらしい。
 その結果、肺炎を患ったということなので在宅酸素療法をやっている患者さんは、勝手な
判断で酸素量を増やしたりしないようにしましょう。 ご家族の方々もご注意くださいね。
 因みに私の場合は、就寝時には状態に応じて1~1・25にしています。体に急な負担を
掛けたときだけ1・5~2Lにする場合もあります。