中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

歴史を捻じ曲げる教育というのは厄介だ

 中国教育省は、2017年春学期(2月開始)より、現在中国の教科書で
 使われている「日本の侵略に対する中国人民の8年間の抗戦」という
 表現を、「14年間の抗戦」に改めると発表した。一般的には、日中戦争
 1937年の「盧溝橋事件」からとされているが、今回の措置は始まりを1931年の
 「柳条湖事件」まで6年も遡らせており、英米メディアからも歴史の書き換えでは
 ないかと疑問の声が上がっている。

◆目的は愛国教育、共産党支持の拡大
 「抗日8年」は、中国の児童、学生の心に浸透している表現だったにもかかわらず
 この固定された認識を覆す抗日の6年延長の理由について中国教育省は、
 愛国教育を促進しるためだと説明している。
 愛国心教育は、内政が難しくなったときに出す切り札的なやり方だ。
 中国の共産党政権に陰りが見え始めている証拠ではないだろうか。
 歴史を都合の良い様に書き換えると、長い中国歴史の信頼度にも影響
 するのではないかと、思ってしまう。
 私は、中国の歴史を尊敬しているのに、こういうことが重なれば、中国の
 歴史書もうその塊だったのかも?と思ってしまう。ザンネンダ。