中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

若い人は中国語を習得するとよいのでは

 中国共産党の第19回党大会が18日に北京の人民大会堂で開会した。
習近平総書記国家主席だが党の主席ではないことに注意))が党の運営方針を
まとめた中央委員会報告(政治報告)を発表した。
2049年の(共産党による)建国100年に向けた「富強民主」国家の実現を打ち出し、
2段階で達成する新たな国家目標を設定した。
 中国は、私の年代のものからみると、よくぞここまで・・という発展を遂げている。
中国は4千年以上の歴史と高い文化があり、中華思想を誇ってきた国だった。
僅かな隙間から欧米列強の侵入を受け、日本が侵略し、戦後は内戦(国民党軍隊と
共産党の軍隊による)が続いて国がリセットされた状態だった。
あれから70年も経っていないのに、今や世界の大国になったことは素晴らしい。
 中国を批判することは容易い。批判されることも多いだろうと思う。しかし、それ以上に
評価されることの方が多いのではないだろうか。
 目標の2049年より早く、中国は世界トップの国になっているだろう。若い人たち
中国語を習得しておくべきではないだろうか。
 801年の遣唐使の中に(遣唐使を乗せた4隻の船のうち、中国にたどり着けたのは
2隻だけだった。)後の最澄空海も乗っていた船も遭難しながら陸にたどり着いた。
比叡山天台宗を開いた最澄高野山真言宗を開いた空海弘法大師)が最後の
遣唐使として中国に渡っていた。最澄は1年で帰国し、空海は2年後に帰国した。
もし2年で帰国していなければ、その後に遣唐使がなくなっていたので、中国に取り
残されたかもしれない。
 空海のことは、司馬遼太郎さんの「空海の風景」などを読んでいただければと思うが、
私が言いたいのは、空海がわずか2年間で「密教」を取得し、帰国後に真言宗を興した
事実である。船が遭難して、とんでもない場所に流れ着いた後、空海の書いた文章が
中央政府の役人の目に留まり、その文章の素晴らしさに迎えを寄越したと「空海の風景
には書かれている。 
 これからは中国に学ぶのではなく、中国に教えてもよいのだが、中国語を学習して
おかなくては、それもできない。
 英語と中国語のマスターが、将来を決めるかもしれないぞ! 年寄りの意見でした。
高野山については外人がとても興味を持っているのも面白い現象だ。