中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

薬を減らして快調 2

 「薬を減らして快調」を書いたら、多くの方が読んで
 くださったようだ。
 しかし、大した病気ではないのだろう・・と思う方も
 おられるだろう。
 病気に大したものと、そうでないものとを区別できない
 けれど、「がん」は、ほかの臓器に浸潤していたので、
 軽いものではなかった。
 肺動脈塞栓症では、肺動脈の半分が詰まったまま、
 高齢のせいで手術も受けられないが、一日10時間以上
 酸素吸入している。自分で酸素飽和度を測定しながら、
 自分のやれること、やれないことを調整しながら日々を
 送っている。
 昨年1月にやった、第1腰椎圧迫骨折は、説明できない
 ほどの痛さだった。瀬戸内寂聴さんも同じ辛さを味わった
 ようで「この世に神も仏もあるものか」と、思ったと仰っている。
 腰の痛みは今もある。先ほどの表現を借りれば、神も仏も
 何んとかしてよ・・と、お願いしたいほどの痛みが、いまもある。
 しかし、痛み止めは飲まない。
 なぜ飲まないのかというと、きびしい喘息を持っていて、痛み
 止め剤は喘息にとっては禁物だからである。
 痛み止めの貼り薬も使えない。
 肺動脈塞栓症にはワーファリンという血液サラサラの錠剤が
 必要だが、最低の分量だけを服用している。
 なぜならば、飛び出しているいぼ痔からの出血が多くなって
 しまうからだ。
 かかりつけ医とは、月に1回会うだけである。医師も私の病気の
 すべてを知っているわけではない。月1回会ったときに、私の
 病気のすべてを思い出してくれるはずもない。
 自分の体は、自分で守ることは、昔の人たては普通にやってきた
 ことなのだ。
 何でも医者に任せていて、自分を守れるはずはない。
 「一を聞いて十を知る」とか、「みて分からんものは聞いてもわからん」
 などなど、きびしい言葉で鍛えられてきたのが、私の世代だった。
 自分の体のことなら、医者以上にというか、医者の何倍も知っている、
 ということが言えるだけの」学び」をしておこうではないか。