残念！エコノミー症候群での死亡

　昨夜、「熊本j地震・避難中の皆さんへ」の中で、エコノミー症候群

　（肺塞栓症」への注意を呼びかけましたが、その声が届かず車中泊

　で亡くなったとのニュースは残念でした。

　私は、エコノミー症候群という言葉がよくないと考ええいます。

　なぜならば、とても気軽な病気に思えるからです。

　しかし、この病気は、多くの場合は、あっという間に悪化して死に至り

　ます。

　下肢でできた血栓が肺動脈に詰まって死に至るのです。

　この病気を見つけてもらう前に亡くなってしまうケースがほとんどなの

　です。昨日も書いたように、亡くなった場合は「心筋梗塞」とされてしまう

　ケースがほとんどですが、実は「肺塞栓症」だったということが多いのです。

　特に、喘息などで普段からステロイドを多用している方や、前立腺がん

　でリューブリン注射などのホルモン療法を受けている方は、血栓ができ

　やすいので、なおさら要注意です。

　なるべく水分を取って、歩くという行動が大切です。

　俯くと胸が苦しい、歩くのも苦しい・・などと感じる人は、医師に訴えて

　ください。

　しかし、肺塞栓症を診断できる医師が少ないのが実情です。その点を

　よく知っておいてくださいね。