熊本地震の時にも書きましたが、避難が長期になったり
車などに避難していると、「肺塞栓症」になりやすいので、
ご注意ください。
どんな症状が出るかを書いておきましょう。
高齢者の方で、
★ 呼吸が少し辛くなった。
★ 歩くスピードが遅くなった(歳のせいだろう・・と、思いがち)
★ しゃがんだ後に、起き上がるのが、しんどいと感じる。
★ 胸のあたりが苦しく感じる。
これらは、歳のせいだと思われがちですが、こういう症状を持っている
方は、肺塞栓症の疑いがあります。
しかし、この病気を発見できる医者は少ないのです。
亡くなってから「心筋梗塞」などの死亡診断書になる場合が多いそうですが、
これは日本だけではなく外国でも同じようです。
つまり、見つけるのが難しいというよりも、医者の予測の中に入っていない
と言えるかもしれません。
エコノミー症候群などと言われたりもしますが、避難時には行動力が
少なくなって、もともと下半身に血栓のできやすい人には、要注意です。
避難時にも、よく歩きましょう。立ったり座ったり、何度もやりましょう。
手遅れになると、あっという間に命にかかわる病気です。
かかりつけ医では見つけられない場合が多いのです。
以上の症状に心当たりのある方は、病院の循環器科を受診してください。