教師のどいうところが、生徒にどのように感じられたのか。
梶原先生は、怖い先生と言われていたが、私の下校時に大歳神社と
いうところの前で、自転車から降りて近づいてきて「中原、お前の
お父さんは未だシベリアから帰国してないのだな。なんか便りがあるか?」
と、やさしく語りかけてくださった。
その一言だけで、すごく大きな力をいただいた感じがした。
私が今も続けている、寄り添いの言葉は、梶原先生、後には牧師夫人
だった西原先生から受けたものだった。
泉先生も、そういう意味で、私の心をとらえた一人だった。