私たち人間には60兆個以上の細胞があります。
その細胞の1個1個の真ん中に「核」というところがあり、
核の中に遺伝子(DNA)が入っています。
60兆個の細胞のすべてに、同じ遺伝子が入っているという
ことを考えるだけで、私たちの体の神秘さに驚きます。
その遺伝子の解析を世界中の学者が競ってやりました。
遺伝子の解析さえやれば、人間のすべてが分かるのでは
ないかと考えていたのですが、すべての解析が終わって
判明したことは、働いているDNAが少なく、眠っているDNA
多いということだったのです。
これらのDNAが何のためにあるのかということが、今後の研究
課題ともなっています。
眠っている遺伝子を働かせることで、人が変わったかのような
才能を表す可能性が、だれにでもあるようです。
先ほど書いた、アホと鋏は使いようで切れる・・ということわざも、
ひょっとすると、使いようで遺伝子を目覚めさせた結果かもしれません。
人はだれでも、ちょっとしたきっかけで「変化」することができるのです。
眠っている才能をオンにしましょう。
広島カープの新井選手などは、眠っていた才能が再び開花した例かも
しれませんね。