人間の身体能力は人体の設計図と言われているDNAで決まっていると
筑波大学名誉教授の村上先生がおっしゃっている。
DNAのうち、実際に使われている部分(スイッチがONになっている遺伝子)は
2%程度しかないということで、ほとんどの部分は一生使われることなく眠って
いるということです。だから、何かのはずみにスイッチがONになれば、能力アップ
につながるという説である。
もちろんこれも仮説であって、本当かどうかは別だ。
体温が下がっているのは免疫力が落ちているからで、体温を上げる努力をする
ことが健康につながる・・と、これまで言われていたが、最近になって、低i体温の
人の方が長寿だという統計があるという。これも仮説だろう。
これだけ科学、医学が進んでも、いまだに「がん」がどのようにして発生するのかと
ことが分っていない。本などに書かれていることは、すべて仮説なのだ。
だから、世界中の学者によるDNA解析で、眠っているDNA(働きが確認されていない)
が、ほとんどだという結果を受けて、それでは、働いていないDNAを活性化できるのでは、
という仮説は有り得る。
実は、私はこの仮説を信じている。
なぜならば、私のような未熟者が今あるのも、次から次へと襲ってくる試練に立ち
向かっている間に、眠っていたDNAがスイッチON下のではないかと思えるからだ。
試練に背を向けていたら、多分今の私はないだろう。
スイッチONは、「火事場の馬鹿力」のように、何らかの厳しい状況の中にあって
目覚めるのではないだろうか。
少なくとも、15歳当時の私自身も、周囲の親族も教師も、今の私を想像できた人は
一人もいないはずだ。
秀才だったわけでもなく、特に優れた何かを持っていたわけでもない。
15歳で、将来を予感させる人もいるが、私には明るい将来像なんかなかった。
だから、DNAをスイッチONさせたことで、今の私があると思っている。
誰もが、自分の人生を変えることが可能なのだと言いたいのだが、信じる?