中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

パナマ文書公開後・・なぜマスコミはおとなしいのか

 5月10日にパナマ文書が公開されるので、大きな話題が展開される
 だろうと・・予想記事を書いたのだが、10日の公開後も一向に話題が
 拡大しない。
 大手新聞社も週刊誌も控えめな記事に終始しているのが不気味である。
 なぜなのだろうか?
 もちろんパナマ文書そのものが膨大なデーターであるので、簡単には
 解析できないということもあるだろう。
 その上にパナマ文書というものは、世界のタックスヘイブン(50か所~
 60か所あるとされる)の中の一つにすぎない。パナマだけでもタックス
 ヘイブンの事務所は4か所もある。今回情報が漏れたのは、そのうちの
 一つなのだ。
 その一つだけでも膨大な資料だという。
 今回公開された分だけでも、3300兆円だという。
 3300兆円と聞いても、それがどうした・・・と思うほど私たちは数字に
 弱い。3300兆円とは、アメリカと中国と日本のGDPに相当する巨額
 なのだ。
 全世界のタックスヘイブンに隠されている金はいったいどのぐらいに
 なるのだろう?
 全世界の資産の半分以上が隠されているのではないか。
 このような仕組みを考えだした連中が、パナマ文書公開後も、世界に
 睨みを利かせているのだろう。
 新聞社や週刊誌もおいそれとは手を出せない・・・超恐ろしいものが
 背後にあるだろうから。