中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

魚・骨まで愛して(4)

 妻が作ってくれる煮魚では、子持ちカレイと豆腐と太ネギで
 作ってくれるものが美味い。
 私は、魚を食べるのが好きだから、私の食べ残しは猫も食べない
 だろうと思うほどに、きれいに平らげる。
 骨までしゃぶって味わう。
 身は、1ミリほども残らない。
 鯛の粗煮が煮魚では一番うまい。
 鯛なら養殖ものでも文句は言わない。
 骨の周囲についているゼラチン質がなんともうまい。
 妻は、そのような食べ方をする私をじっと見ている。たぶん浅ましいと
 思っているに違いないが、このような食べ方をするのは父譲りだと
 おもう。父の場合は、もっとひどかった。
 身を食べつくした後の骨にお茶をかけて、出汁までしゃぶっていたものだ。
 妻はというと、宮司の父のもとには毎日のように鯛が届けられ、鯛は見るのも
 いやというほど食べてきたそうだ。
 鯛など成人するまでは食べた記憶がない私との違いでもある。
 やっぱり魚は骨まで愛して食べるほどの方がいいと思うのだが、どうかな?
  「骨まで愛して」は今回でおしまい。