中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「第3の矢」を信じるか

 安倍さんは、なかなか演出が上手だ。だから、支持率も高い。
どうして支持するのと聞くと多くの女性は、見栄えが良い、ハンサムだ、
声もよい、話の内容がわかりやすいと言った後で、こう加える。
「だって、他に誰もいないじゃん」と。
 そうか、他にいないからなのか・・と納得している場合じゃない。
このたび第3の矢なるものを出してきた。開放路線である。
あれもこれも規制を緩めて、流通がどんどんはかどれば景気も回復すると
言うものらしい。
 何のことはない。規制を緩めて開放路線をとるようにアメリカ政府は
15年も以前から言い続けている。その一端となったのが小泉政権
郵政民営化路線だったことをお忘れか。
 だから、第三の矢というよりは、こんどもアメリカの言いなりになった方が
得策だという計算でしかない。
 ご存じだと思うが、アメリカ政権に盾ついて長持ちした政権は一つもない。
長く持った政権でも、アメリカに盾ついた途端に末期症状に陥り内閣は瓦解する
という道をたどってきた。
 今度のTPPの交渉を見ていても分かる通り、日本があれこれ要求する
時間すら与えてもらえない。一方的にアメリカの言いなりになっている現状
をもっとよく知ってほしい。
 そう言う事情は裏話でなく新聞にも出ているのに、多くの国民は読んでいない
のか、読んでも分からないのか、不思議な国民だ。
 95%以上もの市販薬がネットでも買えるように規制が緩められた。
みなさんはこれをどう思っているのだろうか。歓迎ですか、反対ですか?
これまでも、私たちは要らない薬をどれだけ買わされ、飲まされてきたことか。
医師が処方する薬だって、ほとんど必要ない薬ばかり、医者だって、薬の内容を
熟知しているわけじゃない。パソコンで該当する薬を検索して、適当に処方する。
だから、製薬会社からアプローチのある薬が優先的に使われる。
患者が副作用などを医師に訴えない限り、効いているものとして処方し続けられる。
 今回の場合は市販薬だが、それだけに怖い面が大きいのではないか。
薬は毒だとの認識を持っている人は少ない。 
薬に頼る人は多い。
その結果がどうなるのかは、明らかではないか。
だれが損をして、だれが得をするシステムなのか。規制を緩めるなどと
聞こえの良い言葉でごまかされないようにしていただきたいと願っている。