中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

かんぽ問題ほど腹立たしいものはない

  かんぽ生命保険の不正販売問題ほど腹立たしい問題はない。

これほどあくどいことをやっていながら、NHKから指摘されると、

逆キレして、NHKを罵倒し、恫喝し、追加の報道を止めさせて

しまった。

 特別調査委員会は18日、「不適正募集を黙認、正当化する風潮が

形成されていた」と指摘する調査報告書を公表したが、経営トップ

らの責任についても踏み込めなかった。

 かんぽ生命の不正契約の犠牲者の多くは65歳以上の人たちだった。

そもそも・・郵政の民営化というのが「ごまかし的」である。アメリ

政府に脅迫的に迫られて郵政民営化が進められた。なぜそんなことが

分かるのか?と思う人がいるだろうが、この民営化までの、在日本

アメリカ大使館のホームページには、「日本政府への要望」が毎年

書かれていたのだった。そのホームページを読んでいれば、アメリカが

日本に、なにを求めているかが歴然とわかったものだった。郵政民営化

の後に、このことを指摘したが、同じように指摘する人も多く、米大使館

は、それまで毎年書いていた「日本政府への要求」を掲載しなくなった。

 小泉政権を持ち上げる人もいるが、私は小泉政権を評価していない。

彼がやったことの多くは、アメリカ政府の要求に従ったものだったからだ。

金融や保険、大規模店舗などなど、すべてがアメリカの言いなりの政策

だった。国鉄が民営化されて大成功したのと、郵政の民営化とは格段の

ちがいがある。 郵政の民営化でなにかいいことがありましたか?

現在でも、郵便局で清々しい気分になることは稀だ。もしそんな郵便局

があるとすれば、その局の局長さんの教育がよほど素晴らしいと、思って

いい。ほとんどの郵便局長さんは代々受け継いできた人が多く、傲慢な

人が多い。どこが民営化だと思ってしまう。 ついつい・豪州の郵便局

と較べるからそう思うのかも知れないのだけど。 明るく、手早く、

フレンドリーで便利な郵便局だった。民営化で、日本もそうなるのかと

思っていたのだったが、残念だ。

 かんぽ生命は、昔から・・強引な勧誘が続いてきた。その体質が、

残っていて、抜けきらないのだろう。 郵便局には、他にも大きな

問題があった。 例えば、ダイレクトメールを大量に発走する場合、

「料金別納」という、丸いスタンプが押されていたが、あれが問題

だった。スタンプに数字はない。だから、いくらでも不正が可能

だったのだ。最近のDMのばあいのことは知らないが、この不正は

大郵便局ほどやりやすかったという。この、謎は分かりますよね?

悪い方に知恵を働かせる奴というのは、どこにも、いつの世代にも

いるのです。私の知っている限り、その手の不正をやった人たちは

すべて消えて行ってしまいました。「天知る、地知る、人が知る」