中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

3社長が辞めても、どうにもならない郵政

 雁首を三つ揃えて謝罪して辞任はしたけれど、郵政の「かんぽ不正」

が解決したわけではない。金融庁が「まるで詐欺」といったが、この

不正による犠牲者数が増えると予測されている。

 そもそも、この事件はおかしすぎる。

 かんぽ保険の不正を暴いたNHKが褒められるべきだったのに・・

話がぐじゃぐじゃになってしまった。 国民の多くがこの問題を正確に

理解していないのではないかと思っている。

 NHKの「クローズアップ現代+」でこの不正取り上げられ、国民の

多くの皆さんから「もっと情報が欲しい」と呼びかけた。 なのに・・

日本郵政の鈴木副社長がNHKに抗議し「ヤクザのようなやりかただ!」

と言い、なぜか、なぜか・・NHK会長が日本郵政に謝罪したというの

だから・・話が分からない。 結局のところ、NHK会長も辞任し、

日本郵政社長、かんぽ生命社長、日本郵便社長と日本郵政副社長、日本

郵便会長の5名が辞任することになった。 際立ったのは日本郵政

副社長だった鈴木康雄氏ではないかと考えている。NHKに対して

ヤクザのようなやりかたという批判を浴びせたかと思うと、総務省

事務次官から行政処分の情報を入手するなどあくどすぎる。事務次官

辞任したのだから、この件で6名が委任に追い込まれたことになる。

 結局は3か月間の一部業務停止命令が出されたわけだが、かんぽ不正

の根は深い。 郵政民営化アメリカの強い要望に基づき、小泉内閣

やったのだが、「聖域なき構造改革」を掲げて邁進した竹中平蔵氏の

ことを忘れてはならない。竹中氏を抱え込んだことは、小泉政権のミス

だったと・・私は考えている。郵政の根は、なぜ深いのか事情がある。