中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

いじめ問題・だれが悪い?(4)

 私が書くよりも現実のニュースが速くてこまる。
中学生徒とその母親が教師を殴ったとして逮捕されたという。
 
今回は、母親の役割を書く予定だったが、ニュースの方が速かったというわけだ。
いじめ問題の原点は、子供の幼児期の家庭教育にあると私は断言する。
 
沢山の問題児 (問題児はいない、問題を持った子供はいる、と言うのが私の
立場でもあるが)と言われる生徒たち見てきて感じることは、それなのだ。
3歳までにどんな家庭教育が出来るかにかかっているとまで言ってよいかもしれない。
 
 私は、生徒の親たちに「子供が悪いのではない、あなたたち両親が悪いのだから、
両親の考え方が変わらなければ、子供は変われない」と言い続けた。
 そして、親の姿勢が変わった途端に、子供たちが変わっていくのをたくさん
見てきたものだ。
 
 親が変わると一言で言うが、とても難しいことかもしれない。ある意味で、親が
変わるということは、それまでの考え方を全否定しなければならないからだ。
 
 昔の幼児教育は優れていた。それが崩れ去って、もう何十年になるだろうか。
まず、両親が子供をしつけるすべも知らない。何をどう「しつけ」たらよいのかさえ
分からない世代になっている。
 育て方さえ知らない親に育てられた子供がどのようになっていくかは明らかだ。
 ではどのように育てたらよいのかについては、回を重ねるごとに書いていくことにしよう。、
 
「私は親だから殴れませんので、先生殴ってやってください」と生徒の母親に言われた
時、あぜんとした。そして親を叱りつけた。
 いま学校で、教師が親に向かってしかりつける勇気を持っているかどうかだが、
それだけの気迫がなくては生徒も親も変えられない。
 次回は教師について書こうと思う。