中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

メニエールと言う病気

 私の家内は、とても元気者で、風邪をひくこともめったになく、
肩が凝るってどんな感じ?という人だった。
もちろん加齢によるあちこちの不具合はあるが、持病らしきものは
なかった。私など、持病だけでいくつもある。
その家内が、4年前のある日、突然の強烈なめまいに襲われ、
「救急車をお願い!」と言って倒れてしまった。
救急車などと縁がないと思っていただけに、驚いたものだ。
搬送先の病院(中程度)で、メニエール病と診断された。
 とても飲みにくい薬だったこともあり、くするの服用は中止していたが、
そのまま収まって2年が過ぎた。
 昨年2月にめまいが襲ってきて、ベッドに二日間横になっていたが、
元気になったと言って普段通りの生活に戻った。
 その1週間後にも眩暈が起こったが、安静にしていて落ち着いた。
ところが、それから4日後の深夜に、強烈な発作が起こった。
眩暈(回転性)吐き気、血圧の異常上昇、震えなど、ありとあらゆる
症状が現れた。
 深夜の1時頃であり、強烈な震えと頭も痛みを訴えていて、救急車
をと思ったが、私たちの相談医でもある姫路の大頭先生に電話をして
相談すると、メニエールは、ときに派手な症状を現すことがあるが、
そのままでも収まるはずなので心配はいらないとおっしゃる。
 もし、救急車で搬送されていたら、どこの病院になったかもしれないし、
検査ずくめになっていたに違いない。
 派手な症状も、約1時間ほどで収まった。翌日から投薬を受けて
日常に戻ることができた。
 それから15カ月後の10日前に、眩暈が舞い戻って来ている。
どうして毎日薬を飲まないのかと思うだろうが、とても飲みにくい薬と、
もうひとつは利尿剤の入っている薬なので、外出も出来なくなる。
だから、いったん落ち着くと服薬を怠ってしまうのだが、発作が起これば
見ておられないほどの苦痛である。
 メニエールは、難病指定されているが、治療費は免除されない。
決定的な治療法がないという点で、厄介な病気なのだ。
 名医探しをしているが、決定的な治療法がないとなれば、それも
叶わないだろう。世には、いろんな病気で苦しんでいる人が多い。
みんなが苦しみを抱えながら生きているという事実を、多くの人が知る
ことで、もっと優しい社会を作れないものだろうか。