中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

私流生き方(82)

人生には、思わぬ出来事が多い。
出会いによって、人生そのものが変わる場合だってある。
普通なら、絶対に会わない人に出会って、人生が急展開したり
することもしばしばである。思わぬ災難もある。いつのまにか
誤解が誤解を生み、思わぬ方向に行ってしまうこともある。
嫌な思いをする事も多いものだ。誤解だと怒ったり苦しんだり
する人もあるが、良い意味での誤解も少なくない。私は、誤解
には、悪い誤解よりも良い誤解のほうが多いかもしれないと
思っている。何でもものは思いようなのだと思う。気楽に、
楽観的に、前向きに暮らしていると、思わぬ良い出来事に出く
わすものだ。テレビのワイドショーの司会者になったことや、
1999年に、天皇、皇后両陛下から御所のお茶会へのご招待を受
けた事などは、私の多様な人生の中にあっても、特異な体験で
ある。
 人生は面白い。これが私の結論だ。悩む事はない。苦しむ事もない。
 楽しい事が目の前で待っていてくれるのだと思いながら、私は毎日
 を送っている。嫌なこと、苦しいことは数限りない。人生と言う
 時間空間の中では、いやなこと、思い通りにいかないことの方が
 断然に長い多いのではないだろうか。しかし、そんな嫌なこと、
 苦しいこと、思い通りにならないことをいつの間にか上手に忘れ、
 些細な喜びを大切にすることで、辛いことから逃れられている。
 ワイドショーの司会をしていたころの私は、人生最高かと思える
 時期だった。従業員家族の一家心中事件や不渡り手形問題など最悪
 の試練の中で、いつの間にかKFSの会長となり、そして「時の人」
 としてあちこちに登場することになっていた。だが、仕事面では不
 渡り後が順調に推移していたと言うわけではない。やっと立ち直し
 ていたと言うにすぎない。事業などと言うものは、そんなに容易い
 ものではなく、時代の波にのまれるものだ。なんとかかんとか凌ぎ
 ながら生きてきた人生に一つの陰りが見えてきたのは、私の宿命な
 のだろうかと思う。
 山あり谷ありの人生の中で次の「大きな谷」が目の前に現れてきた。