中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

Ⅰ万ミリシーベルトの脅威

 ニュースによると、東京電力は1日、福島第一原子力発電所の1、2号機原子
炉建屋近くにある主排気筒の地面近くで、これまでで最高の1時間当たり1万ミリ・
シーベルト以上の放射線を検出したと発表した。これまでは1号機原子炉建屋
内部で検出した毎時4000ミリ・シーベルトが最高だった。
 毎時1万ミリ・シーベルトは、6分間浴びただけでも被曝(ひばく)線量が1000ミリ・
シーベルトに達し、吐き気などの急性症状が出る。
作業員が7月31日、ガンマ線を検出するカメラを使って周辺を確認中に発見した
らしい。 
 なんとも恐ろしい数字ではないか。
 もし知らずに、その場所に6分間いただけで、致死量の放射線を浴びてしまう。
 痛くもかゆくも、色もついていないし、光ってもいない。放射線ってそういうもんだ。
 しかし、放射線を浴びた人は、猛烈な苦悶の日々の後に死に到るのだ。
 東海村臨界事故記録 「朽ちていった命」 新潮文庫を思い出す。
 是非一読をお勧めしたい。