中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

原発ロボット・頑張ってほしいが・・

 福島第一原発で、原子炉を取り囲む格納容器の中にロボットを入れ、内部の状況を
調べる初めての調査が、10日から始まった。
これまで何度もロボットが投入されたが一基6億円もするロボットもあっけなく故障した
と言う経緯がある。
今回の場合は、これまでの箇所よりも過酷な格納容器内へロボットを入れて内部の
映像とともにデーターを取ることが目的だった。
何しろ3つの原子炉で核燃料が溶け落ち、核燃料がどこにあるか、原子炉や格納容器の
内部がどうなっているんかも分っていない現状である。
今回は、長さ60センチの「ヘビ型」をしたロボットを1号機の格納容器の中に入れ、
遠隔操作格納容器内の通路を進ませて、放射線量や温度を測定する予定だった。
 あまり期待していなかったが、内心は期待していた・・・が、やはりと言うべきか、
今回もロボットは動かなくなったようだ。ロボット大国だと信じているだけに残念だ。
高価なものだが、とてもじゃないが、ロボットを回収できるはずがない。高濃度の放射能
があり、仮に人がその放射線に当たればたちどころに死んでしまう線量でもある。
ロボットは、あと一基用意されているようで、明日それを投入するのかどうか。
今回のロボットはどの会社で作られたものか確かめてないが、無駄使いにならない
ことを祈るのみ。頑張ってほしい日本のロボット産業。