男の42歳は厄年だといわれる。だが昔は(かなり昔だが)は
25歳が厄年であって、42歳は、ここまで生きられたということを
祝う歳であったらしい。 人は一人一人違った人生を歩むものだから、
一概にどうだかとかいうのは間違いかもしれないけれど・・私も
40歳代の中盤にはつらい思いをしたのでよく覚えている。
もう浮かび上がれないのだろうかと思うようなどん底感を味わった。
50歳代前半にはテレビのワイドショーの司会を2年間やったことが
ある。ワイドショーの司会など、金を出してもやらせてもらえると
いうものではありませんよ、あなたはラッキーなのですとディレクター
に言われた時もあまり感激しなかったが・・2年間を終えた後から、
奈落の底に落ちたような辛さを何年間が味わった。
司馬遼太郎さんは、そういう時代に自分を成熟させることで華の
50歳代を迎えられると書かれています。 40歳後半は充電に
つとめて、人生の後半に備えなければならい時期です。
司馬さんの言葉に背中を押され、50歳で高校を創立しましたが、
結果的に見れば、それもラッキーだったというよりほかありません。
ただ、充電ということは無駄はありません。 充電しない人には
チャンスだってありません。