中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

首相引きずりおろしの真相は?

 一国の首相の退陣を巡って、これほど騒々しい国は珍しい。
汚職をやったと言うわけでもないのに、国民が総力を挙げて
菅首相を引きずり降ろしにかかっている感さえある。
 先にも書いたが、大震災だけでなく、4基の原発事故が重なると
いう、世界に例を見ない災害にあって、誰だったら上手くやれたと
考えるのだろうか。
 実はそんなことはどうでもよく、とにかく菅首相ではだめだと言う
合唱にすぎない。
 その合唱は、政治家の都合によって発しられ、マスコミの都合に
よって広められているのだが、いつの間にか国民の大合唱になって
いるのは、世界に向かって恥ずかしい。
 世界は日本を注目している。大した理由もなく「バカ殿さま」扱い
していると、国民が笑われると言うことを知っておくべきだと思う。
 
取引事件で、東京地裁12日、衆院議員・石川知裕被告ら元秘書の
自白調書の一部を証拠採用しなかった地裁決定に対する東京地検
の異議を棄却した。これ以上の不服申し立ての手段はなく、これらの
証拠を排除して地裁が一審判決を言い渡すことが決まった。
 8月には結論が出て10月には無罪確定となる運びだ。
小沢氏の無題が確定すれば、当然のことだが「小沢首相」の声が
高くなろうと言うものだ。
 それでは困ると考える政治家たちにとって、これまで小沢氏を追い
詰めてきた連中にとっては、一大事となる。
 小沢氏の無罪確定までに、次期政権に移してしまいたい。だからこそ
菅首相に早期退陣を迫っていると言うわけである。
 自分たちの都合で、都合のよい情報を垂れ流し、マスコミを誘導して
国民を惑わせる。良くあるパターンではあるが、日本人は善良な人が
多いからか、信じ安く揺れやすい。
 己の信念と言うものをしっかり持って、政治家たちを見はってほしい
ものだ。
 片山総務相の「ぜいぜい発言」は、最高だ。しっかり物事が見えている
証拠の発言でもある。こんな発言に耳を傾け、その含蓄ある内容を
しっかりかみしめるべきだと思う。