中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

おざわ氏は「おさがわせ氏」だった。

 小沢氏には正直がっかりした。開いた口がふさがらないとはこのことだ。
菅首相の震災後の対応が遅いとか悪いとか、いろいろ屁理屈を言っているが、
結局のところ権力争いに持ち込みたいだけだったのだ。
 彼は、もともと「壊し屋」と言われてきた。それでも高い志があってのことだと
思いたかった。が、しかし、今回こそは許せない。この大切な時期に造反する
とは最低の男だ。
 自民党公明党みんなの党も、今回の不信任案提出は、今後に大きな悔いを
残しうことだろう。
 被災地の人たちのこえとして「だれが首相になっても、同じじゃないの?」と
言う声がすべてを物語る。
 私の予想では、不信任案は、ぎりぎりで否決されると思う。多分20票以上の
差があるのではないか。現時点のニュースでは「可決もありうる」とのことだが、
否決に持ち込める公算が大だと思っている。
しかし、万一否決できても、造反議員が野党化し、今後の政権運営は難しく
なり、結局は首相を辞めるまでに追い込まれるだろう。
 そこで、菅首相にお願いがある。
 最後の腹を決めて、復興のために必要な法案を積極的に出してもらいたい。
復興への道筋を明確に提示してほしい。反対派の意見をいまさら聞かなくても
良い。自分の信じる道をしっかり見極めて、国民のために頑張ってほしい。
 都市計画を優先すべきだと書いた。そのためには、一日も早く優秀な人材を
集めて審議の場を作ってほしい。都市計画がスムーズに進むように、時限
立法で災害地域の特別土地収用法なども出してほしい。
 原発被ばく地域を早く確定し、その土地の買い上げを決定して賠償金を
払ってやってほしい。少なくとも10年近くはわが家には戻れないのだから。
 地震津波の被災地域の復興のために経済特区を作ってほしい。
 自然エネルギーをバックアップするための法律成立を目指してほしい。
 電気の全量買い上げ制度を確立してほしい。
 発電、送電を分ける案を提出してほしい。
 頼みたいことは一杯ある。
 菅さんも、やりたいことが一杯あるはずだ。だけど予算がない。野党が
認めないと悩んでいることだろう。
 予算なんか気にしないで良い。関東大震災後の後藤新平氏は、今の金で
175兆円もの復興計画を立てて提出したものだ。結果的には5分の1に
減額されたが、それでもすごい額には違いない。後藤新平氏は、どうやって
金を人出するかなどは考えないで、必要と思われるものをすべて計画の
中に入れたのだった。結果的には成功した。もしも後藤新平が描いた通りに
全部が出来ていたら、日本はまた違った国になっていただろうが。
 菅さんは、後藤氏を見習うべきだ。良いと思うことを国民の前に強くアピール
してほしい。野党の議員にではなく、国民に向かって復興への道筋を
示すことこそ、あなたがなすべきことではないだろうか。
 自民党公明党みんなの党の諸君は、恥を知ってほしい。そして、次の
総選挙で、国民の厳しい審判の前に砕け散ってほしいものだ。
 国を挙げて復興すべき時に、なんという恥知らずな行動だ。世界が笑っている。
世界中が日本に注目し、そして驚き、やがて笑うだろう。世界の目を意識しな
い政治家は、世界で:活躍できないだろう。
 菅さん、あなたのことは高く評価できないけど、最後にやるべきことをやって
欲しい。そうすれば、いつまでもあなたを忘れはしない。