人が多い。その町に、どういういきさつで原発が出来たのかは知らないが、
結果として「原発城」ができたわけである。もちろん多くの善良な人々は、
原発は絶対安全という国のお墨付きを信じて来たのであろう。
しかし、言い換えれば、原発の本当の真実を伝えようとした人たちを
信じないで、無視したり、邪魔した人もいるかもしれない。
原発廃止論まで出るようになった。そして、城下町の人たち（一部の声かも
「原発がなくなれば、働くところがない」「店を閉めなければならなくなる」
「客が来なくなる」・・・いろんな声が聞こえる。
しかし、私の人生経験では、台風に飛ばされたり、ドルショックで仕事が
無くなったり、オイルショックで何もかも失うということがあった。何かが
一夜にして変わるなどと言うことは、人生にいくらでもあることなのである。
最近では、リストラされる人も少なくない。だから、原発城下町の人たちが
「原発大事」を言うと身勝手にしか思えない。
自分のことだけを考えずに、日本と言う国全部を考えないといけないのでは
ないだろうか。厳しいことを書いたが、社会の現実と向き合いながら人々は
生きていかなければならないのである。
城下町に落ちる巨額の交付金は、国民みんなが負担している税金なのだから。
