中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

小学校への英語導入について考える

以下新聞記事である。
 
文部科学省は、2011年度から小学5、6年で必修化される小学校の英語活動の概要を発表した。
同省作成の教材「英語ノート」(試作版)で計285の単語と、中学1年レベルの50の表現を教え
、6年生終了時点で英語を使って遊んだり、自己紹介できたりすることを目指す。
 文法や単語の書き取りは教えない。英語を教えた経験のない教師にも配慮し、ヒアリング用CDや
「スピーチ指導」のポイントなどを解説した指導資料も導入する。
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いよいよ今年から全国的に小学校への英語が導入される。
これについては賛否両論、大きく意見が食い違っているようだ。
私は、日本人の世界進出のために英語教育をどんどんやるべきだと思うので、
基本的には賛成だ。
しかし、これには大きな課題がある。文科省はそれを無視して押しすすめている
所に問題がある。
何が問題なのか。
小学校で誰が英語を教えるのかと言うことである。
当然のことながら、欧米諸国の英語圏では、小さな子供も、乞食も英語をしゃべっている。
それなのに、日本では大学教育を受けても英語を堪能に話せる人が少ない。
語学勉強のためと称して留学している女性たちが、ろくに英語を習得しないで、外人男性の
腕にぶら下がっているのをこれまで嫌と言うほどみてきただけに、日本人の英語能力の
なさを強く感じている。
小学生に英語を教えるのであれば、何よりも大切なことは発音である。
充分な発音もできない教師に英語を習うと、反って英語習得の邪魔になると言うことは
私も含めて、多くの人たちが実感しているだろうと思う。
英語を教えたことのない教師にヒアリング用CDで指導法を教えて、それで教育をするなんて
あまりにもひどすぎはしないか。泥縄式もいい加減にしてほしいものだ。
マクドナルド、バニラ、デリバリー、ソルト、こんな簡単な英語だってちゃんと発音できる
教師がどれほどいるのだろうか。
私の危惧が、当たらないように願っている。