安倍首相は「移民社会」と言う言葉を嫌っているが、やっていることは
移民社会への道だといえる。 もう後戻りできない道を政府は作って
しまった。 人手不足を訴える企業に配慮しての入管法改正なのだろうが、
人手不足がいつまで続くのか? いざなみ景気だと言いながらも、すでに
不況への予感が始まっている。 景気と言うものは長続きしないというのが
常識でもある。 いつまでもあると思うな親と金。
さてさて、外国人受け入れを大幅に増やすことを決めたからには、受け
入れた外国人たちに、どのように日本語教育をするのかという問題がある。
私の経験からすると、(豪州・パースのソレント市の教室で2年間教えた)
外国人に日本語を教えるということはものすごく難しい。 もちろん習う側の
外国人たちからみるとアルファベットだけで済む英語に比べて、仮名文字、
ひらがな、漢字という三つの文字を習得しなければならない日本語と言う
のは・・・とんでもなく難しい・・と言える。
日常の挨拶や日々の生活の最低限の言葉だけならなんとか教えられるし
外国人たちも覚えてくれる。 しかし、すこし込み入った話になると日本語を
使いこなすのは難しいだろう。
習う側だけの問題だけではなく、教える側に立っても難しい問題がおおい。
まず十分な教材もないというか・・教材に問題がある。 教材がこなれていない。
新聞を読むほどの日本語習得まで考えると、とてもじゃないが・・大変だ。
いま最も期待しているのは、小型化したAIを使った自動翻訳機の出現だ。
この分野に人材を投入して、速やかに実現してほしいと願っている。