中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

大学入試テスト試行・国語、正解答0,7%の驚き

 昨日(3月27日・火曜日)の毎日新聞の特集版に掲載されていたものです。
この記事に関心を持たれた方は、お近くの毎日新聞販売所でお求め下さい。
10日間ほどは販売所に保存されいると思いますから。
 私はまず「国語の最低正答率0,7%」という見出しに驚きました。
このテストは「大学入試共通テスト試行調査」の中で行われた問題だ
そうです。2020年から新しい入試が始まります。
 国語と数学が行われたそうですが、新聞に掲載されているのは国語
だけでした。
 この試行調査というのは、3択問題ではなく記述を多く取り入れる
方法を取り入れたものです。 私は33年も前から、3択問題では生きる力が
伸びない。生きる力を与えるためには記述テストを取り入れるべきだとして
私の高校では実行してきました。
 あれから33年も経って、ようやく文科省が気が付いたのでしょうか。
とにかく問題を手に入れてやってみてください。
 私はやりましたが、難しい問題ではありませんでした。しかし、正答率が
低かったということは、現在の若者が日本語を理解できなくなっていること
だと思います。 本を読まなくなって、文章が読めない、読んでも理解が
進まないということなのではないでしょうか。
 日本語が十分理解できないようでは、小学校から英語を教えても全く
役に立たないのではないでしょうか。 すべてに日本語の基本がなくては
英語の習得もできません。 日本語が話せても、読む、理解する、文章が
書けるということが出来ないようでは、社会出てから役に立たないのでは
ないでしょうか。
 今回の森友学園の決裁文書の改ざんは決して許されるべき問題では
ありませんが、最初の文章を書いた人の文章力不足を強く感じます。
 なにより・・まず・・新聞を手に入れて(ほかの新聞に掲載されていたかも
しれませんが・・)ご自分で問題を解いてください。この程度の問題を18歳
の学生たちにはとても難しいことだったようなのです。