中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

新・大学入試共通テストについて

 大学入試センター試験に代わる新テスト「大学入学共通テスト(仮称)」の
実施方針案を文部科学省が16日公表した。
「脱知識偏重」を目指す約30年ぶりの入試改革の主要な点は、英語の民間検定
試験活用と、国語、数学への記述式問題の導入が柱になっている。
言葉としては、大学入試共通テストと言うのは外国にも多く全く違和感がない。
これまでのセンター試験の方が何だか変だったように、私は思っていた。
 さて英語の民間検定試験活用と、国語、数学への記述式問題の導入だが、
ここまで基本的には文句はない。国語、数学のテストに記述式を取り入れる
べきだと、私は40年も前から周囲の人たちに言ってきた。
だから、私の学校では、生徒の成績こそあまり良くない子供たちが集まってきて
いたのだが、試験はすべての学科に「記述式」を採用し、教師たちに試験問題を
事前に提出させて、私がそのすべてに目を通してきた。
三択とか四択などの問題を一歳排除してきたものだ。
 実際に社会に出たときに役立つのは書ける、読める、話せることであり、暗記する
ことで得られるような内容は、あまり意味を持たないと思ってきた。
 数学の場合も、記述させることで、どこまで考えたかが分かる。三択では生徒の
本当の能力は把握できない。
 英語のばあい、民間の検定試験を導入することは良いことだと思う。しかし、
多くの民間検定を認めた場合、その数字をどのような判断していくのだろうかと
不安が残る。 そのあたりの詳しい説明を文科省ははっきりさせるべきだろう。