中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

日本は隠れ移民大国か(8)人不足は本当か?

 入管法改正案の本格的な審議が今日から始まった。
なぜ入管法を改正しなくてはいけないのか? と言う答えは
簡単だ。
 経済界が「人手が足りないから何とかしてくれ」と政府に
要求しているからなのだということは前にも書きました。
 今日は、人手が足りないという問題を根本から考えてみようと
おもう。
 実はあのバブル期にも人手が足りなくなって、俗っぽくいうと
アホでもちょんでもいいから人手を回してくれという状態だった。
あの頃も、いまと同じように高卒、大卒の就職率が高かった。
 だが、バブルがはじけて不景気になった途端に人手が余って
しまった。
 今、日産のゴーンさんが逮捕されて世界中に波紋を広げて
いるが、ゴーンさんが日産に迎えられたころがバブル崩壊
不景気になり日産が低迷した時だった。
 日産は思い切った人員整理をやったのだが日本人では、あの
ような過酷な首切り作業は出来なかった。 外人だからやれたと
言ってよい。 言い換えればゴーンさんは人切り稼業のために
きたようなものだった。 思い切った縮小化をやった結果、日産は
活き返ってきたのだが、もともと日産には技術力があり、体力も
あったから生き返れたともいえる。
 話を戻そう。 人手が足りないと言うが、本当なのか?と思うのだ。
景気の良い時は人手が足りなくなるが、不景気になると人手が
余ってしまうということをこれまで何度も繰り返してきている。
 私は今の日本が本当に人手が足りなくなっているとは思えない
のだ。 今後の日本は高齢化が進んでいき、もっと人手不足に
なると予測もえきる。 しかし、日本と言う国は1億2千万人が
必要な国なのかどうかももっと考えなくてはならない。(続く)