中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

文科省・やっとやる気になった?

 悪いなと思いながらも・・これまで何度も文科省のことを
アホ呼ばわりしてきた。 教育行政と言うものは、その国の
根幹をなすものであるにも関わらず、何十年と思いつきの
ような施策を続けてきたことに対する罵声だった。
 しかし、来年度からの「新指導要綱」による教科書検定
結果をみると・・やっと、気がついたか・・と思わせる要素が
多くなっている。
 討論などを重視する「主体的、対話的な学び」などは、私が
以前から何度も指摘してきたことだった。
 だが・・問題は、教科書が改正されても、教える側がどうなのかと
いう問題である。 例えば、討論の場合、一つの例を挙げると・・
かなり以前の実例だが…日本の場合だと、アメリカがイラク
攻撃しました、アメリカが正しいと思う人は右側の席に、イラク
正しいと思う人は左の席に移動して、討論を始めてください。」
だった。 同じ内容だが、豪州の小学校では「右半分の生徒は
アメリカが正しいという観点から、左側の半分の生徒はイラク
あだしいと言う観点から討論を始めてください」というものだった。
 よく似ているようで・・全く違うのをお気づきでしょうか。豪州の
場合には、事前にこの問題の認識を持っていないと討議に参加
出来ないし、自分が持っている主張と全く異なる立場から反論
しなければならない・・ということになる。
 欧米諸国の学校では、このような討論をすることによって、もの
ごとを、あらゆる角度から考える習慣をつけるのです。
 今回の教科書改訂によって、小学校の英語教育が一段と高め
られます。 過去形や複数形が日常生活で多く使われることを意識
しての作るのようです。 問題は小学生時の場合、なによりも発音
なのです。教師が正しい発音で教えられるかどうかが最大の問題
です。子供の耳に英語の正しい発音を書かせることが出来るかどうか
でしょう。 いずれにせよ、教師側の学びが求められる教科書改正
だと言っても過言ではありません。