四人の対談だったのですが、勘違いしていてさ3人の鼎談だと思い込んで書いていましたので、その部分を改めました。
月刊文藝春秋11月号で感じたことを書いておきます。
新型コロナウィルス対策についての4人の対談なのですが、納得できる対談者であるのに踏み込みが足りなくてがっかりです。
新型コロナウィルス対策についての出口対策は難しい問題だとは思うのですが、対談であるだけに、誰もふみこんだ質問をせず、言い放しになっているからだろうと思われます。
一般読者がなんとなく読めば、(ああ、そうか)と思ってしまいかねない。
そういう意味で、司会者がいて踏み込んでほしかったと思うのです。
英国が規制を全面撤回したことを褒めているが、日本で同じことができない根拠が全く語られていない。日本も同じようにやればよいというような印象を受ける。
英国が思い切った対策を取れたのは、世界一とも言える科学対策のバックアップがあるからなのです。
PCR検査にしてもウイルス分析能力にしても日本と比較できないほどの差があります。
日本はその対極にあって、お粗末だと言うことを誰も語ってない。
シンガーポールの対策を褒めていますが、その後の、シンガーポールは感染拡大に喘いでいます。
それでもワクチン接種率が高いので、死亡者は少なくなっていますね。
出口戦略は、簡単ではなさそうです。