今日は6月20日です。 日本時間のこの日からイギリスでは、新型コロナウイルス感染抑制のために行ってきた多くの規制を撤廃しました。
最近では毎日5万人余りの新規感染者が発生しているというイギリスで規制撤廃するということに国民の半分以上が反対しているようですが,それでも政府は規制撤廃に踏み切りました。 世界からはこれは壮大な社会実験だと思われています。 イギリスでは新型コロナウイルスワクチンの接種を世代ごとではなく、全世代に接種を呼びかけていたこともあり政府としてはやるべきことを行ってきたという自信の表れだと思います。
すべての国民は、各自が良く考え、その結果に責任を持つべきだということなのでしょう。
一方で、日本は東京五輪開催の年に新型コロナウィルスの感染を制御出来ず、ワクチン接種もスタートが三ヶ月遅れたこともあって、遂に第5波を迎える局面に差し掛かる中、五輪開催を強行し、無観客という五輪史上稀な決断の中で明日から競技が始まります。
日本の場合も国民の過半数がこの状態に反対しております。
新型コロナウィルスとの戦争に対しての取り組みはイギリスの場合と日本の場合では異なりますが、どちらも社会実験だと思います。
私の予想では、どちらも新型コロナウィルスに敗けるだろうと思うのです。
ただ、英国の場合は、やるべきことをやって来ているだけに、ウイルスに負けた場合にも得ることが多いのではと思う。
両国とも、新型コロナウィルスを甘く見過ぎているのではないのでしょうか。
暑いインドで生れた変異株デルタは、北半球のこれからの季節が大好きなのではないか。
英国と日本の政局にも大きな波紋を巻き起こすのではと考えています。