「うそ!まさか!」の人生経験 《2》
このシリーズでは時系列的に私の人生を語ろうとは
考えていません。 思いつくままに、気ままに思いも
つかなかった人生ドラマになった人との出会いなどにも
触れてみたいと思っています。あのとき、あの場所で
あの人と会ったことが今の自分に繋がっているという
ような「出会い」はだれにでもあるだろうと思います。
しかし出会いというものは、最初から良い出会いか
どうかなどわかるはずもありません。結果としてそう思う
だけなのかもしれません。
ここまで書いて‥結果的には時系列な話になってしまいますが、
やはり16歳~18歳に出会った方が私に与えた影響の大きさに
気付かされています。それなのに当時はその出会いの大きさには
きづいていなかったのです。この2年間の「出会い」に4人が
います。詳しい内容まで書くスペースはありませんが、一人は
約1年間住み込みで働いていた日本ケースの角田社長。本を読め、
クラシックを聴けなどと言われ続けられましたが、何よりも・・
家族と同じ食卓で家族同様の食事を与えられたことです。15歳
から18歳まで、そういう扱いをしてくださったのは角田さんだけ
でした。村上さんのところにも1年間お世話になりましたが、
とても厳しい方できちっとした大阪弁を叩き込まれました。いまの
大阪弁は漫才の影響で品が悪くなっていますね。行儀見習いという点
では大きな影響を受けた方でした。 このころ、青年会があり、
村上社長から参加するようにと言われて参加しましたが、その帰り道、
参加していた女性から「あなた暗い顔をしてるわよ。もっと笑顔で
生きたいいのに」と一言いわれました。顔も名前も知らない方でしたが、
その言葉だけが忘れられません。その日以降、その言葉をしっかり
受け止めて生きてきました。 スペースが尽きました。もう一人の
ことは次回に書きます。