連邦議会議事堂内に突入した問題を受け、トランプ政権の閣僚らが
6日、合衆国憲法修正25条に基づいたトランプ氏の大統領の即時
免職について協議したと報じた。
修正25条は、米大統領が「職務上の権限と義務の遂行が不可能」
だと判断された場合に、副大統領と閣僚らで構成される大統領顧問団
(内閣)に大統領を免職する権限を認めている。
修正25条の発動には、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領が大統
領顧問団を率いて免職の可否を問う投票を行う必要がある。
米CNNは、匿名の複数の共和党幹部の話として、修正25条の発動が
協議されたと報じた。この共和党幹部らは、トランプ氏について
「制御不能」だと述べたという。 トランプ氏をめぐっては、
デモ隊の議事堂突入に先立って支持者らをあおったことや、大統領選
での敗北は大規模な不正によるものだとの根拠のない主張など、
数々の不可解な言動を受けて、大統領としての職務遂行能力を疑問
視する声が上がっている。
即時免職まで求めるかどうかは別として、先日からトランプ氏の
異常行動が問題化している。制御不可能と言われるほどの言動には
狂信的な支持者以外はついていけない状態になっているようだ。
昨日のジョージア州の上院選挙では二人とも民主党候補が勝利して
上院でも民主党が今後の議会運営が楽になった。 トランプ氏の
狂気的な言動が敗戦の理由だろうと思われている。