N・Yや日本の株価の異常な値上がりに驚くばかりだ。
ワクチンをそんなに信頼していいのかどうかと思わずには
いられない。今日の毎日新聞「余禄」に素晴らしい記述が
あったので紹介しておきたい。 「ブル(雄牛=強気)相場は
悲観のもとで生まれ、懐疑の中で育つ。楽観の中で成熟し、熱狂
と共に消える」この言葉は、伝説的投資家のテンプルトン氏が
残したものだそうだ。 今まさに、悲観のもとで生まれている
のかもしれない。次に懐疑の中で育つ時期を経て、熱狂と共に
消え去っていくのかもしれない。 株式投資をする人たちは
勇気があるのか、欲に絡まれているのか、私にはわからない。
二つのワクチンが、近いうちに世に姿を現しそうだ。その後も
どんどん現れてくるのか…来ないのか?企業秘密のなかで
出番を待っているのかどうか?
有効性に関する暫定的な結果が発表された「ファイザー」と
「モデルナ」のワクチンは、従来型のワクチンとは異なり、いず
れも「mRNA」という傷みやすい成分が入っていて、輸送や保管
の際の、低温での管理が重要になります。適切な温度管理ができ
ないと、接種しても効果が失われるおそれがあるということです。
「ファイザー」のワクチンは、 ▽マイナス60度から80度であれば、
最大半年間、保存が可能で、 ▽2度から8度だと5日間、保存が可能
だとしています。
一方、モデルナのワクチンは、 ▽マイナス20度で最大半年間、保存
が可能で、 ▽2度から8度では30日間、保存できるとしています。
温度管理の点では、より扱いやすいとみられるモデルナのワクチンの
結果を多くの専門家が期待している。
一方、ファイザーもワクチンの輸送に使う専用の小型容器を開発
していて、ドライアイスを入れることで輸送の際や、冷凍庫がない
場所での温度管理が容易になるような対応を進めています。
「ファイザー」が開発を進めるワクチンと「モデルナ」が開発する
ワクチンはいずれも「mRNA」という遺伝子を使っています。
いずれのワクチンも低温で管理する必要がありますが一般の医療
機関で生ワクチンなどを保管するときに使われる2度から8度の温度で
保存できる日数は「ファイザー」のワクチンで5日間、「モデルナ」
のワクチンは30日間と異なっています。 これについてワクチン開発に
詳しい北里大学の中山哲夫特任教授は、ワクチンの性質などの詳しい
情報が公開されておらず、評価は難しいとしたうえで、「2度から
8度という温度は麻しんなどの生ワクチンを保管している温度なので、
現場で使うことを考えると、いずれのワクチンもこの状態で数日間、
安定性があるということは、使いやすいと思う。長く安定している
ほうがより使いやすい可能性はある。ただ、輸送の段階ではさらに
低い温度が必要だと考えられるので医療機関に届けるためにはまだ、
課題は残っている」と話しています。
アメリカの製薬会社、「モデルナ」が開発を進める新型コロナウイ
ルスのワクチンについて、専門家は「長期の安全性や有効性はこれ
から見極めないといけない」として冷静に開発状況を見守るべきだと
しています。 ワクチン開発に詳しい北里大学の中山哲夫特任教授は
今回、「モデルナ」が発表した臨床試験の暫定的な結果について、
「インフルエンザワクチンで有効率が30~50%とされている中、それ
よりもいいデータが発表されて、驚いている」と話しました。
ただ、実用化について、中山特任教授は「『ファイザー』からも
いいデータが発表されているがいずれのワクチンもまだ中間段階の
発表であり、この発表だけで新型コロナウイルスが制圧できる、
コントロールできると安心できるわけではない」と述べ、開発の
状況を冷静に見守るべきだとしました。
そのうえで、「ワクチンを接種したことで獲得できる免疫が1年
なのか2年なのかどれだけ続くのかがまだ分かっていない。
多くの人に接種することになると、重篤な副作用が出てくる
可能性もある。長期の安全性や有効性は、今後、見極めていく
必要がある」と指摘しています。 ワクチンができても私は
接種を受けないと公言している専門家もいるだけに、接種を
受けるか受けないかの「選択」を迫られたとき、あなたはどう
しますか?