ワクチンの選び方について、毎日のように書いているのに間違った選択をしている人が多いのに驚いています。
ファイザーは第1回目を打ってから3週間後に2回目を接種します。 その後2週間で体内に抗体ができますから,最初に打って5週間後に抗体ができることになります。
モデルナは第1回目を打ってから4週間後に2回目を打ちます。 2回目を接種してから2週間後に体内に抗体ができますから、最初に接種してから6週間後に抗体ができるというわけです。
ファイザーに比べるとモデルナの方が一週間抗体ができるのが遅くなるという計算になりますが、それは大した問題ではありません。
問題は変異種に対してどちらのワクチンがいいかということです。
ファイザーは各種の変異種に対して80%の効果が見られます。
モデルナはイギリス発のアルファ株に対しては80%の効果が見られますがインド発のデルタ株の場合は59.3%になります。
そして南ア発のベータ株に対しては1/7から1/8の効果しかないとモデルナが発表しています.
日本では接種していませんが、アストロゼネガとか J & Jとかは半分しか期待できないのです。
イギリスが再感染拡大しているのはワクチンが
アストロゼネガだったからでしょう。
イギリスでは2回目にはファイザーを打つように仕向けています.
モデルナ社がこのようなことを発表したのは昨日のことです。
ワクチン選びをしなくてはらないなんて困った問題ですが、各自が決めてください。
日本は取得したアストロゼネガワクチンを台湾、
インドネシアなどに贈っています。
それはなぜ?答えはわかるででしょう?
南ア株(ベーター株)とかペルー株(ラムダ株)
が、五輪で入ってくるかもしれないことを踏まえて書いています。念の為。
怖いのはインド初のデルタ株だけではありません。