タイトルの付け方が難しい。 なにを言いたいかというと、
この地球上で人類こそ最高のものだと・・思い込んでいるのでは
ないだろうかと・・・言いたいだけなのだが・・。
この記事は、これまで書いてきた「いま起こっていることはすべて
バーチャルの世界のことなのか」(1)(2)の続編のような気分で
読んでいただきたい。
人類なんて言うけど・・もともとは魚類だったわけだし、初めから
大した奴だったということもない。 どういう具合で進化しかは別と
して、まあ・・・猿のような形態の動物から進化していまの人類がある
のだろう。 進化する過程で、失ったものもあれば得たものもあるようだ。
他の動植物に比べて、一番賢い!!!と、思いあがっても仕方がない。
しかし、思いがっているのは、もっと深い奥があるということを知らない
だけであって、人類が知らない、あるいは気が付いていない「世界」が
この地球上にあるように思えるようになってきた。 そして、それは生物
と言えるかどうか・・・などと議論されている内に、人類を壊滅させるかも
知れない威力を見せている。 見せられているのは、まだ極く一部分だけ
かも知れないので、本当はもっと奥が深いのではないだろうかとも思う。
そいつは「ウイルス」と呼ばれている。ごく小さくて人類の眼には見えない
のだが、賢い人類は、そういう小さなものまで見える技術を考え出した。
電子顕微鏡なんていう凄いもので、隠れていたウイルスの姿までくっきりと
映し出してしまった。 しかし、姿を映しだしたが、その中身は全く見えない。
遺伝子まで検出したのだが、その遺伝子の働きを見つけられない。
こちらは人類様だぞ!! 人間様だぞ~!!と威張ってはいるものの、
ウイルスくんは「見えたと思っているのは幻なのだよ~」って笑っている
ようだ。 ウイルスくんは、過去にもさまざまな姿で人類の前に出て来て
悪さをしたことがある。 悪さと思っているのは人類様のほうであって
ウイルスくんの方は人類たちへの警告のつもりだったのだが、それに
気付くことはなかった。 紀元前の、いまから3500年も前に人間様
を脅かしてやろうと天然痘(てんねんとう)をエジプトに出したことも
あった。世界中で大暴れしてたくさんの人間様をやっつけた。なにしろ
致死率が20~50%だったのだからな。 人間どもは「これは我々に
たいする神のお怒りではないだろうか」と反省してくれたのだったが、
ジェンナーという偉い奴が出てきて、われわれを木端微塵にやっつけ
たのだった。 ウイルスくんたちは、このまま黙ってひっこんでいるわけ
ではない。 次から次へと警告を出し続けたのだった。 何の警告か?
「人類よ、奢るなかれ! 地球は人類のためにあるのではないぞ」と。
(2)に続く