中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

人類vs新型コロナ・いまのところ人類が負けている

これまでのタイトルは

「人類への警告だが、人間様は気が付かない」 (1)(2)」

でしたが、タイトルを変えてます。今回初めて読まれる方は、

前のタイトルの分もぜひ、お読みくださいね。

 ウイルス軍団は、新型を派遣するに先立って十分な検討を

行ない、人間様たちが持っている弱点を研究して、そこに付け込む

戦略をとった。 人間様たちは、まさか無症状で元気に立ち回って

いる若者たちが感染者とも気がつかない。本人も気がついていないし

周囲も気がついていない。 感染しても無症状のままでウイルスの

運び屋にさせて、どんどん広げることが「新型」特有のスタイルなのだ。

もちろん、人間様のほうもようやく研究がすすみ、気がついたようだが、

どう対応してよいのかが分かっていない。 無症状のものたちをどう

検査すればいいのだ!!と、盛んに議論をしているが、いまだに決定

的な対策を考えていない。 特に、日本という国は先進国と思っているし

外国からも、そう思われているのに、感染症対策は明治時代という大昔

に作られた法律を改正しないまま放置してあり、身動きが取れない。

国会で法案を改正すればよいだけだが、首相が蝋色と追いつめられて

いるらしく、国家を開催して自分のことをやり玉に挙げられるのが嫌で、

国会は閉会されたままという・・のんきなことをやっている。

 アメリカという世界一を自認している国の大統領も変わっている。

大統領に選ばれたこと自体がとんでもない出来事だったのだが、

やはり風変りだった。 この国にはCDCという、とてつもない保健

機構があって、世界の医療界をリードしている。 とんでもないほどの

予算規模を持った組織である。 それにもかかわらず、今回、われわれ

が送り出した「新型」に対応できず、すでに300万人以上もの感染者

をだし、13万人以上もの死者も出している。死者はおそらく20万人に

達するかもしれないという中で、「経済最優先」政策を選び、国民も

マスクなんか野蛮人のすることだ!という、非科学的な人たちも多い。

大統領自身がマラリアの薬で自分を守れると実行中なのだから、

おかしな国だ。 自己中心的な人が多く、白人と黒人の対立もあって、

国がまとまりにくい。  ブラジルのいわれる大統領がいる。自国

ファーストを進めている。かれは、「新型」はインフルエンザみたいな

ものだと、マスクはおろか、人々に積極的に握手を交わし、貧しくて

自殺する人の数の方が多いなどと、「新型」対応をしないで放置して

きた結果、アメリカに次いで世界第2位の感染者と死亡者をだして

いる。遂に自分自身も感染している。 世界のどのリーダーたちも、

「経済を回す」ことが最大の役割だと思っているらしい。 そして世界

中の多くの国民も「経済を回す」ことが重要だと勘違いしている。

経済を回すということは、人が動き回る(遊ぶことも含めて)ことなのだ。

人が動き回れば、ウイルスにとっては絶好の機会となる。ウイルス族は

「ぼちぼち引き上げようか」と思っていた矢先に、人がどんどん動くもの

だから、自然とそれに憑りついて、人から人へと移っていくことになり、

ウイルスだって忙しくて困っているんだな。 (続く)