中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ドイツ・メルケル首相さえも、決断遅れた理由は?

 欧州の優等生と言われたドイツが11月からの急激な

感染拡大を招いている。 メルケル首相が悔しがって

いるのは対応が遅れたということだ。第1波の時は早めに

手を打って成功した。科学者でもあるメルケルさんは

常に科学者の声に耳を傾けてきた。そして9月に第2波の

傾向を感じた時に「今対策をしなければ、クリスマスのころ

には、1万人もの感染者が出るかもしれない」と警告したの

だったが、一部の州知事や閣僚などの経済優先政策との論争で

敗けてしまったことが、現在の激しい感染拡大を招く結果と

なってしまった。 どの国にもあることだが経済優先主義が

感染拡大に手を貸す結果になってしまっている。

新型コロナウイルスというしたたかなウイルスとの戦いなのに、

ウイルスを軽視した結果として、どの国も負けている。

どうしたら勝てるかは、ウイルスというものの特性を知れば

明らかなことなのに、どの国のトップもやれない。そこが

何より経済だ・・と、おもう経済最優先主義者たちが世界を

破滅に向かわせている。 世界が体力のあるうちに手を打って

いれば怪我は軽くて済んだのに・・・どんどん深手を負ってから

では手も打てなくなってしまう。メルケルさんの無念さが手を

とるようにわかる気がする。 

一方、好き勝手にふるまう大統領を有するアメリカでは、なんと、

なんと、国務省が主催して900人のパーティーを開催予定だと

いう。メルケルさんが知ったら卒倒しそうな話だ。 ドイツは

かなり厳しいロックダウンをしているが11月の最初にライト・

ロックダウンをした際に、ライト・ロックダウンではなく、本格的

なロックダウンをしておけば、今のようにはならなかったのではと

言われている。なぜ、ライトにしたか? 学校休校をやりたく

なかったからだといわれている。

 ドイツも、ほかの国々同様に、無症状だったり軽症の若者たちが

感染拡大を招いたという点では変わらない。 なんとも厄介な

ウイルスだとしか言いようがない。