時代は変わったものだ。与党である自民党と公明党が審議拒否をして
国会の延長を止めてしまった。 まだまだ審議することがたくさん残されて
いたというのに・・。国会も地に落ちたものだ。
以前というか、すでに昔というか・・与党が会期延長を望んでいるのに
野党(当時は社会党が主流だった)が審議拒否で日程を遅らせ、会期切れを
狙ったものだった。そういうことを与党が企むとは何たることか。
今日で今国会は終わる!! たくさんたくさん積み残したままで船出した。
船出と言えばかっこいいが・・今回はクルーズ船のごとく問題山積のままなのだ。
安倍首相は、世界に誇るコロナ対策などと、恥ずかしがらずにいうが、誇れる
どころか問題山積のままなのだ。後手に回ったままで放り出した形の国会終了
なのだ。 持続化給付金の不明朗な民間委託や検察人事問題は、モリ、かけ問題、
そして「桜を見る会」も含めて今後、追及の手を緩めてはならない安倍疑惑である。
そういう疑惑の一切から逃れるための国会終了なのである。ずっと以前に書いたが、
安倍首相は逃げの一手だと・・。逃げるばかりでたくさんの言い訳けをしているが、
本筋を語ってはいない。いつも誤魔化しばかりである。そういうことを、やっと国民も
感じはめたのか、支持率が極端に下がっている。あとはケツをまくるだけなのだろうか。
そういえば陸上のイージス・アショワの計画中止もその表れともいえる。
今度の国会はぜひとも延長して真面目に審議すべきことが多い。
特に10兆円に上る予備費の使い方が政府にお任せになってしまうという異例の
結末になっているは許しがたい。これでは議会セリ時とは言えないのではないか。
野党が、だらしがないという声も聞こえるが、私はコロナ禍以降は野党議員の方が
よく勉強しているように感じている。
そして問題なのは通常国会が短すぎるという問題だ。世界一の報酬を得ていながら
会期が短いとは許し難い。 地元へ戻って次の選挙への根回しをするのが国会議員の
習わしだが、地元より国民すべてにおために働いてこそ国会議員だと思うのだが。