東京都の新規感染者をみても3分の1が夜の酒席での感染者だ。
なぜ夜の酒席にそれほどの関連性があるのか?
夜の酒席の場合ではマスク着用とはいかない。 どうしてもマスクなしに
なってしまうのは仕方がない。まして酒が入って楽しく語らい、歌も出ると
なると部屋中に飛沫、エアロゾルが飛び散っている中で、しかも長時間同席
することになる。新型コロナウイルスの場合、喉の奥よりも鼻の奥の方が
10倍もウイルスが多いのでくしゃみをすれば遠く15メートル以上も飛び散る。
しかも新型の場合は、今日からPCR検査の検体として唾が認められたように、
唾の中にもウイルスが多く存在しているのだから、会話をすればその飛沫、
エアロゾルを浴びて当然なのだ。目に見えないから気が付かないだけのことで
ある。 マスクには予防効果はほとんどない。しかし他人にうつさないという点
ではすぐれものだという研究が香港大学によって報告されている。
布製のマスクについては、ほとんどその効果はないので、もし新型コロナに罹って
いる人が布製マスクをしていても・・その人は安全な人ではないから近づかない
ように心がけねばならない。 医者が使っているサージカルマスクが飛沫を
ほぼ100%防ぎ不織布で作られたマスクは約50%ほど、飛沫を飛ばすことを
防せぐ。だが・・・布製マスクの場合は飛沫を飛ばしてしまって防げない。
新型コロナウイルスに限って言えば・・症状の出ていない感染者がうつしまくる
という特性があるので、マスクの効果が大きいと言える。 それゆえに、マスクを
外さなければならない酒席では感染しない方がラッキーなのであって、感染して
当然だといえる。
問題は、マスクの有効性を信じているかどうか? マスクの有効性についての
知識が正しいかどうかにもかかっている。 三密を守ることが大事だが、マスクの
効果を正しく認識することも重要なことなのだ。