中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

緊急事態延長問題 (2) 

先ほどの続きを書きます。250文字を超えました。長いですが、

最後までお読みいただければと思います。

いま・・専門者会議の尾身さんが長々と説明されています。

専門者会議とは何か??と最初から思っていたわけですが、

日本に本当の専門家が何人いるのか・・・ということです。

専門家と言われている人が 「今回の新型コロナウイルスは大した

ものじゃない」 と言い、マスコミをそれを伝えたわけです。

最終的には専門家会議に責任を取ってもらうべく作られたような組織

であるのです。政治家は責任を取らないという仕組みの一つだといえます。

責任者会議だが、政府の人間もその中に入っているのです。

責任者会議がすべてを取り仕切っているわけではありません。

さて、日本に、、本物の専門家はいるのかどうか・・ですが。

今回のような感染症に詳しい・経験のある専門家は・・多くても

数人ではないでしょうか? しかし、その数人すべてが加わって

いるわけではありません。官邸にとって都合の良い専門家を

集めているだけであり、中には本音で戦っている人もいるでしょうが

大勢に押されてしまう・・そういう仕組みを作るのが。。こういう会議

なのです。 公官庁の会議というものに参加されたことのある方は

このことをよくご存じでしょう。私は、仕組まれた組織であって決断、

決定、行動ができる組織ではないと考えています。

 今回の新型コロナウイルスへの対応では台湾と韓国が大きく評価を

上げました。 その理由として言われるのは2008年のSARSにやられた

経験を生かしたから・・・というものです。 何かおかしいと思いませんか?どうして・・どのマスコミも同じようなことを書くのでしょうか、放送するので

しょうか?   韓国や台湾が経験したのならば当然のことならら・・日本にも

迫っていたわけです。 幸いにして日本に到達する前にSARSが消滅した

ことで助かったということです。 韓国などは、その時の経験から法整備を

整えていたということで、現在の文大統領の功績ばかりとは言えません。

韓国、台湾が経験を生かして新型に対応できたのに、どうして日本は

できなかったか?  日本の学者たちもSARSの研究をしています。

その時にSARSの研究をした人たちが、新型コロナウイルスとSARS

と比較して「大したことない」 と決めつけてしまったのが・・間違いのも

とでした。新型コロナウイルスを予見する能力もなかったのにSARSと

比較して考えてしまったのです。 ある程度・・・その気持ちもわからない

ではありません。 しかし、中国での推移をよく観ていれば予見の間違いに

もっと早く気が付くべきでした。予見から対応まで・・間違いと、遅れがあった

ということをはっきりさせておきましょう。

 もう一つ言いたいことは、PCR検査の件です。日本においてPCR検査が

進められなかったのには3つほどの理由があります。

検査をして「陽性」になった人は入院させねばなりません。何しろ感染症

なのですから。 感染症患者を受け入れることができるのは高度急性期

・急性期病床を備えている病院でなければなりません。 何んと・・皮肉な

ことにも政府は2050年までに高度急性期、急性期病床を200万床削減

するという法案を国会に提出していたのです。 なんという皮肉なことでしょうか?

20万床も削減を考えていた病床が必要になるという事態が起こってしまうとは

政府も青天の霹靂だったでしょう。 受け入れ態勢がないのに「陽性」者を作れない。

だから検査を抑制して患者数をコントロールしたのです。 そこが、韓国と全く違う

ところです ドイツの場合は、メルケル首相は「ドイツには病床の準備が整っている」

と明言していました。 感染症は人類が戦ってきた「戦争」の中でもっとも強い相手で

あり、負け続けたい手でもあるのです。 日本は大幅な病床削減を考えていた。

必要ない病床に金かけられるか・・という経済的な発想だったのでしょう。

まさに、ウイルスに仕返しされたという感じです。 PCR検査機では優れた自動の

ものがスイスにあったということは前回書きました。 どうして導入しなかったのか・

日本特有???の、既得権益を守るためだったのでしょう。 

その戦略の功があったのか・・・二社が今日から発売するものは、わずか1時間で

検査が確定できるものです。 それを、早速使ってほしいのですが・・スピード感

を持って…と言っていながら安倍さんにはスピードがないからわからない。

 感染症は、他の動物にもあることはよくご存じでしょう。 ニワトリはインフルエンザ

の原因ともなるウイルスに感染しやすい。とんでもない変異タイプの場合は人に

感染させることもある。そういうウイルスが発生した場合は、ウイルスが見つかった

養鶏場と周辺の鶏すべてを処分してしまいます。 豚の場合でも、牛の場合でも、

処分してしまいさえすれば・・それで終わりです。 しかし、人間をすべて処分など

できないでしょう・・・・だから、人間には知恵がありますから、人にうつさないように

行動すればよいのです。 そのためには、動かないことしかない。昔から都市封鎖

ということが何回も繰り返してきているのです。 わがままを、少し我慢することで

新型コロナウイルス戦争には・・・一旦は・・勝てます。  姿を変えて次に現われる

ことも否定できませんが・・。