日本の場合は、医療崩壊を恐れて検査数を抑え、感染者数を
少なく見せることで目先を誤魔化そうというのが新型コロナウイルス対策
だった。 そして、そのためにはクラスターを潰していくことで達成できる
と考えていたのかもしれない。 3月中旬まではクラスター叩きだけで、
一応の成果を上げてはいたのだが、中旬以降の感染者の急カーブは、
クラスター叩きだけでは限界にきていることを示していた。
新型コロナウイルス対策の基本はだれが決めたのか? だれに決める
権限があったのか?? 厚労省は管轄ではあるが、その能力は低い。
厚労省の能力のなさを証明することは簡単だ。 クルーズ船へ派遣した
指揮官が、まったく感染症対策とは縁のない人を任命したことで証明できる。
クルーズ船対策は完全な失敗だった。結果的には・・だが・・初めから、すべて
自衛隊に任せていればあのような不様な結果にはならなかった。
専門家会議のようなものがある。それがどれだけ頼りないものか・・。彼らの
出した方針は政府の意に沿ったものなのか? 政府が専門者会議の意に沿った
のか??? 私は、ドイツや韓国がやってきたように、積極的に検査をするべき
だったと思うのだが・・・医療崩壊を恐れて??当初から検査数を増やそうとは、
しなかった。 すでに・・スイスに短時間で検査できるものがあったというのにである。
PCR法がすぐれているというが、45~70%の信頼度しかない。
今度、同じPCRで1時間で検査できるキットを島津製作所が発売する
ことになった。さて絵・・これを使うのかどうか??見定めたい。
島津製作所は今日、新型コロナウイルスの検出を大幅に短縮できる
試薬キットを20日に発売すると発表した。月10万検体分を生産し、全国の
衛生研究所や検査機関に販売する。5月からは海外輸出も始めるという。
試薬は、のどや鼻の奥の粘膜に含まれるウイルスの遺伝子を増やして
調べる「PCR法」の検査で使う。独自の技術で容器を移し替える手間を減ら
すなどし、検査時間を従来の2~4時間から1時間程度に減らした。
手作業が減ることで、人為的なミスも防げるという。
価格は100検体分で税抜き22万5千円。検査時間を短縮できる試薬は
他の会社でも売り出しているが、PCR法ではない。