2020-03-27 新型コロナ・喫煙者は重症化しやすい 新型コロナウイルスについてデータの蓄積を進めているEUの機関、 ECDC=「ヨーロッパ疾病予防管理センター」は、喫煙者が新型コロナ ウイルスに感染した場合、重症化するリスクが高いとする研究結果を 発表しました。 ECDCは27日までに新型コロナウイルスの感染者に関するデータを分析 した研究結果を発表しました。 それによりますと、喫煙者が新型コロナウイルスに感染した場合、呼吸障害が 起こりやすく重症化するリスクが高い傾向があるとしています。 その理由についてECDCは、体内に取り込まれたウイルスが細胞に感染する 際に必要とされる酵素が、喫煙によって肺の中で活性化しやすくなるためだとの 見方を示しています。 また、イタリアで新型コロナウイルスに感染した患者を 調べた結果、70歳以上で高血圧や糖尿病といった持病を抱えている人は抵抗力 が弱いため重症化しやすいほか、女性より男性のほうが症状が重い傾向がある としています。 喫煙者が重症化しやすいということは以前から知られていることだが、EUの 数多い例が示されたことで実証されたようだ。 喫煙者に、どれだけ注意しても なかなか喫煙習慣を止められないようだが、喫煙は100害あって1利なし・・と いうことをよく知ってもらいたいものだ。